給湯器に多い故障の原因としてご使用年月に係る「経年劣化」とその予防方法について
解説します。給湯器を長く使い続けるには、不具合への正しい対処と普段の点検・メンテナンスが欠かせません。

給湯器の故障原因で最も多いのが、経年劣化によるものです。新築時や引越しなどの住み替えのタイミングから
「これ」と言ったトラブルもなく、月日が経過している方は必見です。

メーカーや機種、ご使用状況または住環境により違いはありますが、一般的な給湯器の耐用年数は10~15年です。
長く使っているうちに部品も消耗していくため経年による故障は避けられません。故障発生やアラート(SOS)の
タイミングは急に訪れます。

先ずは以下を確認して下さい!
ご使用環境に応じた機種を選ぶことが、給湯器の機能的寿命を伸ばす上で有効です。
単身用の機種を複数人の家族世帯で毎日、時間帯を選ばず使用している場合などは、過度な負担がかかり給湯器の機能的寿命も大幅に短くなってしまい、ある日突然「えっ!」となることもしばしば耳にします!

その他のトラブル事例として下記が挙げられます。

・ガスメーターの遮断
一定時間を超えた継続使用時や地震等の外的要因により安全装置が作動する場合

・ガス漏れや不完全燃焼
給湯器でガスを燃やす際、何らかの原因で適切な給気と排気が行えずに不完全燃焼を起こし、一酸化炭素が発生する場合

・電気系統の不具合
ブレーカーや各種電源ケーブル自体が経年劣化によって性能が低下す場合

・その他として、冬季の水道管凍結や室内側の蛇口不具合などがあります。

上記事例は点検、メンテナンスによって、給湯器の不具合や故障を避けることができます。給湯器本来の性能を
発揮できるようになると同時に、異音や異臭などをいち早く発見でき、大きな不具合の回避につながります。

この程「住宅省エネ2024キャンペーン」(住宅の省エネリフォームへの支援の強化について)による補助金事業が
展開されております。

【経済産業省】
・給湯省エネ2024事業
※高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/housing/kyutokidonyu/kyutodonyuhojo2023.html

・貸集合給湯省エネ2024事業
※既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/housing/kyutokidonyu/chintaisyugo2023.html

【国土交通省】
※住宅の窓・壁等に対する一定の断熱改修や、一定のエコ住宅設備の設置を含めた省エネリフォーム等(※すべての世帯が対象)
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000243.html

各補助金制度を上手く活用して、快適な生活環境を整えてみてはいかがでしょうか。